質の高いWEBサイトを構築するために必要なこととその重要性

そもそもWebサイトの重要性とは

WEBサイトはもはや生活の一部に

そもそもWEBサイトの重要性とはなんでしょうか。
近年はスマートフォンの普及により、インターネットが私たちの生活により身近なものとなっています。「ググる」という言葉の流行から見て取れるように、私たちは当たり前のように日常的に検索することを取り入れるようになりました。それは、商品やサービスを購入する際にも言えます。
以下のグラフはインターネットの利用目的を調査したものです。

引用:財務省

引用:財務省 『第2部 基本データと政策動向』 インターネット利用者の半数以上もの人が、商品やサービスの購入や取引の用途として使用していることが分かります。 30代に関しては、その数値が約70%を超える結果に。インターネットを通じて商品を購入することが当たり前となった今、WEBサイトはもはや窓口であり、店舗のような存在となっているのです。

WEBサイトは商品やサービスの判断材料

見込み顧客は購入や申し込みプロセスでの意思決定は、何に左右されるのでしょうか。
以下は段階ごとに重視されるメディアを調査した結果です。 意思決定プロセス 引用:2020年の消費者 『循環型マーケティングへの転換』 企業HPは普段の情報源としての利用の割合は少ないものの、購入の参考時になると口コミサイトに次いで、企業HPは他のメディアよりも高い割合を占める結果となっています。そのため、今や企業はWEBサイトを運営することが当たり前になっているのが現状です。
あなたも商品やサービスを購入する際に、商品の企業のHPを見に行き、商品を見比べた経験があるのではないでしょうか。 この結果から、企業のHPは見込み顧客が商品やサービスを購入をする際に、WEBサイトが大きく影響していることが分かります。WEBサイトはビジネスにおいて、重要な役割を担っているのです。

WEBマーケティングとしてのWEBサイト

インターネットを利用してのマーケティングは年々拡大してきています。SNSやツイッター、YouTube、インターネット広告などは、もはや私たちに日常となりました。その様々なメディアの受け皿となるのがWEBサイトです。 WEBサイトは低コストで運営でき、インターネットを通じて多くの人々に発信することができます。また、ターゲットも絞れるため、ピンポイントでターデット層にアプローチができるのもメリットです。

クオリティの高いWEBサイトにする意味とその指標

WEBサイトはただ運営するだけで言いわけではありません。 より信頼のあるサイトにするためには、WEBサイトのクオリティを維持する必要があります。
例えば、商品を購入しようとWEBサイトを訪れた際に、サイトの読み込みが遅い、購入までの一連が複雑…など、サイトに問題があれば、顧客はサイトから離脱してしまう可能性が高くなってしまいます。競合のサイトが自社のサイトよりも優れていたりしたら、顧客は競合他社に流れていってしまうでしょう。また、商品名で検索しても検索の上位に表示されてない、訪れたサイトのデザインに崩れがある…などがあったら「この会社大丈夫かな…。」と、信頼を落としかねません。そのためにはWEBサイトのクオリティを保つ必要があるのです。 以下ではクオリティの高いサイト構築をするために必要となってくる重要な指標をご紹介します。

WEBアクセシビリティ

WEBサイトはカッコ良いだけでは不十分です。WEBサイトは多くの人に取って見やすいデザインであるべきなのです。そのために、WEBアクセシビリティという考え方が存在します。 WEBアクセシビリティとは、World Wide Web Consortiumによると、「障害のある方たちもWEBが使えるようになること」としていますが、現代においてはそれだけはありません。 一般的には、様々な利用環境において、様々な人々が情報にアクセスでき、利用できることを意味します。 ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)の委員長である、植木真氏が代表を務める株式会社インフォアクアシアでは、ウェブアクシビリティについて大切な以下の10項目を挙げています。まずは最低限アクリビリティを確保するために実践したい内容ですので、WEBサイトに取り入れましょう。

      1.ページの内容が分かるページタイトルを記述する

      2.見出しやリストなどの文書構造をマークアップする

      3.リンクテキストは、リンク先が分かる文言にする
      4.情報を伝えている画像に代替テキストを提供する
      
5.情報を伝える色の使い方に注意する
      6.ユーザーがコンテンツを拡大表示できるようにする

      7.キーボードだけでも操作できるようにする
      8.フォーム・コントロールのラベルや説明をマークアップする

      9.エラーメッセージではエラー箇所と修正方法を明示する

      10.動画にキャプション(字幕)を提供する

引用:『Webアクセシビリティ 基本の「キ」10項目』|エー イレブン ワイ(株式会社インフォアクシア)

SEO

WEBサイトを作ったとしても、検索しても見つけられなければ、多くの流入は見込めません。サイトを見つけてもらうには検索結果に上位表示させることも有効な手段です。 SEOとは、Search Engine Optimizationの略称で、日本語では検索エンジン最適化という意味です。検索結果ページ(SERPs)に上位表示させるために、WEBサイトのコンテンツ制作や、施策をし、サイトへの流入を狙います。 ここでの検索エンジンは、主にGoogleの事を指します。現在の検索エンジンのシェアはGoogleとYahoo! がその大半を占めており、Yahoo! はGoogleの検索システムを採用しているため、GoogleへのSEOはYahooのSEOにもなるからです。 では、狙ったKWでWEBサイトを上位表示させるにはどのような事が必要でしょうか。
検索順位が決まる要因は、検索クリエとの関連性と、コンテンツの質の高さです。これはSEOの基本となる部分ですので、どんなにアルゴリズム対策をしても、この2つを満たしているサイトには敵いません。 ですが、もし全く同じ関連性で、コンテンツも高い記事が2つあったとしたらどちらを表示させるでしょうか。Googleはそれらを念頭に置いた上で、シグナルと呼ばれるおよそ200項目にもわたる独自のアルゴリズムによって、検索順位を出していると言われています。 SEOは大きく分けて、外部対策と内部対策の2種類があります。 ①外部施策 WEBサイトの外部で行う施策のことを指します。主に被リンクやサイテーションなどのサイト外部のことで、そのサイトにどれだけ信頼性や権威性があるかを示します。 ②内部対策 自社で行う対策のことです。サイトマップの送信や、パンクズリストの設定など、サイト内部を整え、Googleに評価してもらいやすくする対策です。 Googleはユーザーの滞在時間や離脱率、またサイトの表示速度などもランキング要因にしています。SEO対策を紐解けば、すべてユーザーのためになるものや、コンテンツの質を高めるためのものになっているため、ユーザーにとって良いコンテンツを提供することは、結果的にSEO対策になります。

質の高いWEBサイトを維持するためには

質の高いWEBサイトを維持する必要性

WEBサイトは一度改善すれば良いというものではありません。Googleはユーザーに最良のコンテンツを提供するため、毎日のようにアルゴリズムを更新しています。他にも、時代が進むとともにサイトのトレンドや、ITの進化によるディバイスの変化も変わってくるという理由から、その時々によって最善のサイトにする必要があります。
つまり、WEBサイト運営していくには、クオリティの高いWEBサイトを維持していかなければなりません。そのためにも、定期的にサイトを見直し、必要に応じて改善していく必要があるのです。

質の高いWEBサイトするために

サイトを改善していくには、設定したKGI、KPIに対し、現状のWEBサイトではどのような部分を改善すれば達成できるのかを、日々の分析から考えていく必要があります。現在のWEBサイトの状況を把握した上で、PDCAを回すことが重要なのです。

今日では、サイト改善に関する様々なツールが存在します。代表的なものはGoogleアナリティクス、サーチコンソールです。その他SEO対策に特化したもの、サイトの品質管理に特化したもの、無料のものから有料のものまで規模感も様々に展開しています。
ツールを導入することにより、効率よくWEBサイトの問題点を見つけることが可能になり、サイトの分析(アクセス解析)をすることができます。ツールを活用し、サイトを効率よく改善していきましょう。

効率的にWEBサイトの課題・改善を知るには

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