Webクオリティ管理に必要な考え方、定期的にチェックしたい項目とは?
Webサイトを作って終わりの考え方は少なくなってきましたが、クオリティ維持管理を続けるためにどうしたら良いのか、課題点はどこなのか、を正確に捉えて改善できているか、という点ではまだ考えているケースも多いです。この記事では、どんなことを考えていけば良いを考えます。
まずはWebクオリティ管理のPDCAサイクルを知る
まずは、「優れたWebサイト」の基準を持ったうえで、問題を抽出し、個別箇所の改修を行っていくことが企業ブランドの維持に繋がります。
PDCAを考える手順は、以下で説明しているとおりです。
- クオリティ管理計画 ・クオリティ管理計画策定
- クオリティ検証実施 ・自動クローリングによるWebクオリティの検証
- クオリティ検証結果の精査 ・問題箇所の精査
- 具体的改修 ・Webサイト修正
・KPI策定
・運用体制の整備
・スコア集計
・改善方法の確認
・対応優先順位の策定
・改善後スコアの確認
Webクオリティ管理においてチェックしておきたい3つの課題
クオリティ管理
クオリティ管理計画策定 ・クオリティをスコアとして可視化し、その業界平均との差を確認
クオリティスコアの推移とスコアを上げるための改善項目を確認
改善項目例)リンク切れに迅速に対応する、重いファイルがないかを探す、スペルミスを発見する、表記ゆれを確認
アクセシビリティ管理
高齢者や障害のある人を含む全ての利用者が、使用している端末、ウェブブラウザ、支援技術などに関係なく、ウェブコンテンツを利用することができるようにすることが重要となっており、最新のWCAG2.1に準拠してアクセシビリティ対応となっています。 アクセシビリティの基準例)
- あいまいなリンク呼称
- 文字サイズの適切さ
SEO問題の抽出と解決例
サイト全体におけるSEO問題の把握
- alt属性が空の画像
- GDPR(EU一般データ保護規則)とCCPA(カルフォルニア州消費者プライバシー法) ・日本の企業の場合、EU圏に居住する人がサイトを利用するときの対策として、該当するウェブサイトにはCookieコンセントを含めたGDPR対応が必要です。
よりよいWebサービスを維持・管理する指標は多数あるため、客観的な指標をもってWebクオリティを管理していくことが重要です。 ツールを使うならこちらの記事を御覧ください。