【パフォーマンスランキング】国内主要証券会社オフィシャルサイト [2020年6月]

国内の主要証券会社22社のサイトトップページの表示時間および稼働率を測定した結果を発表します。
PCサイト、スマートフォンサイトとデバイスごとの平均値を算出し掲載しております。
測定は、2020年6月5日17時から6月10日17時までの5日間にわたり実施しました。

PCサイトは東海東京証券、スマートフォンサイトはむさし証券がパフォーマンス1位に

デスクトップサイトでは、東海東京証券が、ページ表示速度0.53秒でトップとなりました。
続く2位は日産証券の1.09秒、3位は岡三オンライン証券の1.12秒でした。
当社推奨表示速度2秒以内を達成したのは、ランキング1位の東海東京証券から12位の内藤証券までとなります。

次に、スマートフォンサイトですが、こちらはむさし証券が、ページ表示速度0.6秒でトップ、2位にDMM.com証券の1.09秒、3位に岡三オンライン証券の1.12秒と続きます。
当社推奨表示速度2秒以内を達成したのは、ランキング1位のむさし証券から13位のauカブコム証券までとなります。

トップページは、ユーザが何かの目的をもってアクセスするページです。
このことを考慮すると、デスクトップサイト、スマートフォンサイト共に、当社推奨値である表示速度2秒以内を目標値とするのが良いでしょう。
また、画面操作(リンクやボタンのクリックなど)が可能となるDom Interactive値は、0.5秒以内を推奨していますが、表示速度2秒以内の達成を優先に、まずは1秒以内を目標にすると良いでしょう。

今回、ページ表示速度上位5社の平均はPCサイトで1.14秒、スマートフォンサイトで
1.05秒、下位5社の平均はデスクトップサイトで4.27秒、スマートフォンサイトで4.12秒と、その差は、PCサイトで3.13秒、スマートフォンサイトで3.07秒と大きな差が見られました。

同時期に実施した、国内主要銀行パフォーマンスランキングと比べ、半数以上の証券会社が推奨値を達成しているものの、DMM.com証券、大和証券、GMOクリック証券、野村証券は、PCサイトにて未達成、SBI証券、松井証券、内藤証券は、スマートフォンサイトにて未達成と、いずれかの対策しか打ててないことがうかがえます。
証券会社のサイトには、取引におけるスピードが求められます。
デバイスによらないパフォーマンス対策が必要といえるでしょう。

サイトパフォーマンスの劣化は顧客満足度低下を招き、 企業の収益性に直接の影響を及ぼします

本結果は、サイトの優位性や利便性を保証するものではありませんが、一般的にサイト離脱の要因の一つとしてページ表示速度があげられます。アクセスユーザへの良質なユーザ体験を維持するためにも、自社サイトのユーザ体験を知ることはますます重要となるでしょう。

PCサイトのパフォーマンスランキング [2020年6月]
RANK 証券会社名 表示速度 (秒) DOM Interactive (秒) 稼働率 (%)
1位 東海東京証券 0.53 0.30 100
2位 日産証券 1.09 0.60 100
3位 岡三オンライン証券 1.12 0.63 100
4位 ライブスター証券 1.48 0.47 100
5位 SBI証券 1.48 0.70 100
6位 松井証券 1.51 0.70 100
7位 LINE証券 1.57 0.67 100
8位 マネックス証券 1.58 0.58 100
9位 むさし証券 1.80 0.61 100
10位 岩井コスモ証券 1.89 0.57 100
11位 auカブコム証券 1.99 0.41 100
12位 内藤証券 2.00 1.00 100
13位 サクソバンク証券 2.33 0.98 100
14位 フィデリティ証券 2.56 1.53 100
15位 立花証券 2.79 0.52 100
16位 DMM.com証券 2.81 1.42 100
17位 大和証券 2.85 0.83 100
18位 丸三証券 2.94 0.91 100
19位 GMOクリック証券 3.09 0.53 100
20位 楽天証券 4.43 3.21 100
21位 SMBC日興証券 4.47 3.20 100
22位 野村証券 6.41 0.89 100

スマートフォンサイトのパフォーマンスランキング [2020年6月]
RANK 証券会社名 表示速度 (秒) DOM Interactive (秒) 稼働率 (%)
1位 むさし証券 0.60 0.37 100
2位 DMM.com証券 1.09 0.56 100
3位 岡三オンライン証券 1.12 0.59 100
4位 マネックス証券 1.13 0.24 100
5位 日産証券 1.29 0.45 100
6位 LINE証券 1.39 0.71 100
7位 野村証券 1.47 0.48 100
8位 東海東京証券 1.53 0.67 100
9位 GMOクリック証券 1.58 0.59 100
10位 ライブスター証券 1.59 0.60 100
11位 岩井コスモ証券 1.69 0.41 100
12位 大和証券 1.72 0.75 100
13位 auカブコム証券 1.84 0.90 100
14位 内藤証券 2.14 0.81 100
15位 SBI証券 2.48 1.21 100
16位 楽天証券 2.51 0.33 100
17位 サクソバンク証券 2.80 0.70 100
18位 SMBC日興証券 2.96 0.96 100
19位 フィデリティ証券 3.35 1.85 100
20位 松井証券 3.68 0.15 100
21位 立花証券 4.49 3.20 100
22位 丸三証券 6.12 0.63 100

<測定条件>
測定期間:2020年6月5日17時 〜 6月10日17時までの5日間
測定頻度:60分に1回
測定デバイス:PC(Desktop)、SP(iPhoneX)
測定拠点:Tokyo (ap-northeast-1):AWS

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