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アクセス解析

アクセスデータは自社Webサイトの通知表

閲覧者が「どのようにしてサイトを訪れ」「どのページから閲覧を始め」「どのようにサイト内を移動し」「どのページでサイトを離脱(退出)」したかを数値で把握できるアクセス解析ツール。
月間や年間など自社サイトのアクセスデータを取得し、「現状分析」及び「仮説の提起」に役立てることができる便利なツールです。ただ、「アクセスデータをダウンロードしたが、そこから先、どうすればよいのか分からない!!」と感じている人が多いのではないでしょうか。「便利なんだけど、どのように活用していいのか分からない」アクセスデータ、「ログ分析は初めて」という方は、次のことに注意しましょう。

分析における注意点

分析に必要なデータのみを取得する

アクセス解析ツールでは「ページビュー数(PV)」「訪問者数(UUなど)」「平均ページ滞在時間」「参照元」など、さまざまな数値を取得することができますが、当前、情報量(項目)が増えるごとに各データの紐付が必要となり分析の難易度が高まります。そこで「何について調べているのか?」「どんなデータが欲しいのか?」「データをどのように使いたいのか?」を明確にさせ、必要なデータのみを取得しましょう。また、資料化の際は一般調査データを添えるとそれなりの分析資料を作成できます。

色々なデータを取りすぎると「何について調べていたのか分からなくなった」「そもそもこのデータは必要ない」となりやすいので、慣れないうちは簡単なお題(シチュエーションを設定)を解決する練習を繰り返し、様々な角度から分析できる柔軟性を身につけるのが良いと考えられます。

アクセスデータ活用例

必要データが明確な場合の例

  1. 設定するシチュエーション

  2. サイトリニューアルを考えており、新しいサイトでは横幅を広げたい(970px以上)と考えている。
    上層部を説得するための根拠となる解像度に関する資料が必要。

  3. 必要なデータ

  4. 解像度の推移データ

  5. 資料作成の流れ

    1. ディスプレイの解像度についてまずは検索サイトを使い情報収集
    2. ⇒現在出回っているディスプレイ解像度を確認し、解像度に関する時代的な変化などを調査する

    3. 広い対象での解像度推移のデータを無料提供しているサイトから取得する。
    4. ⇒取得期間は①での調査を元に設定する

      ※どのような理由でデータを取得するのかによるが、2010年~現在まで等、数値の変化が視覚的にわかるように長期間で取得するとよい

    5. 自社サイトのアクセスデータ(解像度)を取得する
    6. ⇒取得期間は②に合わせる

      ※利用しているアクセス解析や導入時期によって、どこまで過去データを取得できるのかが異なるが、可能な限り②の取得期間と揃えるのが良い

    7. 資料にまとめる。
    8. ⇒内容の流れとしては一般的によく見られる構成で良いと思われる。

      • 問題提起
      • 広い対象での解像度の推移
      • 自社サイトにおける解像度の推移
      • 結論とまとめ(1.をまとめとして初めてもよい)

ディスプレイ解像度をテーマとしたアクセスデータの活用方法ですが、さまざまなデバイスが登場している昨今、流れとしては緩やかですが、市場に出回っているディスプレイ解像度にも変化が見られます。頻繁に調査する必要はありませんが、サイトリニューアル時に画面幅の変更を考えている際は、自社サイトへのアクセスデータを確認されてみてはどうでしょうか。

必要データが明確でない場合の例

サイトの目的によってPVとUUの重要度は変わります。

例えば「掲載記事を熟読してほしい」といったケースでは、目的が「記事をよく読ませること(理解させること)」となるため、指標の重要度は「閲覧数>訪問者数」となります。「商品/サービスの申し込みをしてほしい」というケースでは、目的が「閲覧者に購入してもらうこと」となるため「閲覧数<訪問者数(見込客数)」といえます。

また、商品/サービスの申し込み獲得が目的の場合、一人あたりの閲覧数に注意が必要です。では「閲覧者数と訪問者数」をテーマに考察と調査方法について考えてみます。

  1. 現状

  2. トップページ(商品紹介ページ)において訪問者数よりもPV数が何倍も数値が高い

  3. 考察

    • 閲覧者に「商品の良さを伝えきれていない」ため、何度も訪れているのでは?
    • 閲覧者が他社商品と比較検討中だが、自社商品を選ぶ「必要性」を感じていないのでは?
  4. 調査方法

  5. サイト訪問者が訪れるきっかけとなった地点からサイトを離脱するまでの流れについて確認する。

    • 流入経路

    ・参照元(ランディングページへのリンク元となるページ)
    ⇒検索サイト?比較サイト?どのようなサイトから訪れている?

    ・使用キーワード
    ⇒どんな情報を求めてサイトを訪れている?他社サイトと比較目的のワードを使用している?等

    • 閲覧開始地点

    ランディングページ
    ⇒トップページ?商品ページ?概要or詳細ページ?Q&Aのページ?等

    • サイト内回遊状況

    ユーザーフロー(ページ遷移状況)
    ⇒どのページを優先的に見ている?概要or料金?また、ページの往来などは見られる?(概要とQ&Aの往来等)

    ページ滞在時間
    ⇒どのページに興味を持っている?概要or料金?等

    • サイト離脱地点

    サイト離脱ページ
    ⇒どのページでサイトを離脱している?(滞在時間は他のページ比べてどう?)

  6. 資料へのまとめ

  7. 上記アクセスデータから「サイトを訪れているユーザータイプ」を予想し、「どんな情報を求めてサイトを訪れているか?」「どのページに興味を持っているか?」「なぜページを離脱したのか?」「目的は達成できているか?」「競合他社サイトに比べ足りない情報は無いか?」などを考え、資料にまとめることがポイントとなります。

アクセス解析ツールの選定

様々なアクセス解析ツールが提供されていますが「Google Analytics」および「Universal Analytics」は無料となり、「カスタムレポート」や「カスタムセグメント」などレポート取得のカスタマイズ性も高く利便性の高いツールです。

クラウド/オンプレミス(アクセスデータの管理先)など、セキュリティポリシー面についての検討事項はありますが、金融機関のサイトにおいても「Google Analytics」を導入している例が増えてきております。ツールを比較される際は「Google Analytics、Universal Analytics」と「その他のツール(有料)」で比較検討されてみてはどうでしょうか。

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