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広島修道大学

事例概要

大学サイトリニューアル

効果的に“つながる”サイトへ、CMSの活用で運用環境をパワーアップ

  • 入念な調査や問題分析に基づき、Webサイトの果たすべき役割をはじめ、目的、目標、重視すべきターゲットを明確化
  • CMSの特性を熟知したメンバーがプロジェクトをリードすることで、運用面および技術面の不安を払しょく
  • 分散型から集中方式への運用に切り替えることにより、積極的な情報発信が可能な環境へと改善

導入のキーワード

  • CMS
  • サイトリニューアル

「大学全入時代」にどう対応していくかが課題

約280年にわたる伝統を継承しつつ、常に改革と前進を恐れない広島修道大学。その姿勢は、2007年にスタートさせた教育刷新や、いち早く第三者機関による学外評価を導入したことなどからも窺えます。特に近年の新しい動きとして注目されるのが、教育刷新の中核をなす「修道スタンダード」と呼ばれる教育課程です。

これは、大学で身につけるべき基礎学力にとどまらず、英語や情報処理能力といった教育水準の質的な保証を行うことを目標としたもので、「カリキュラムの刷新」「アドバンスト教育の充実」「キャリアサポートの強化」を3つの柱としています。ここから、一人ひとりの能力や可能性を引き出し、確かな「力」に変えることで、社会で活躍できる人材を育てるのが狙いです。

「大学全入時代」とも言われるように、大学が大衆化しつつある今だからこそ、社会に多くの人材を送り出す側の使命は、ますます重要になりつつあります。同学はこの観点から、人生を有意義にするための大学とはどうあるべきかを自問自答しつつ、必要な改革を進めています。

また一方で、少子化の進展を背景に熾烈な大学競争時代を迎えており、独自性を打ち出しつつ、進学を目指す学生たちにいかにその魅力を伝えるかという課題も浮上しています。全国の私立大学の4割以上が定員割れを起こす中、どの大学においても、学生の安定的確保が急務となっているのです。

こうしたことから、大学Webサイトに求められる役割は、今まで以上に重要性を増しています。同校のWebサイトも例外ではありません。1997年に広報用ページを公開した当初は、大学のイメージ発信や、基本的な情報の提供、問い合わせ窓口の案内、印刷物への誘導に終始していましたが、近年の情報技術の進歩やインターネットの普及に伴い、閲覧者のリテラシーも飛躍的に向上。今や、何を見せるかだけでなく、どう見せるかを視野に入れなければ、狙ったターゲットに確実にリーチするのは困難になっています。

大学広報における機会損失を防ぐべくリニューアルを決断

「ある調査によれば、高校生(受験生)の 90%近くが、志望校選びや、資料請求のツールとしてWebサイトを活用しているという状況があります。しかも、見やすくてわかりやすいこと、速読性や詳細性が実現されていること、欲しい情報にすばやく到達できること、統一された好感の持てるデザインであることなど、情報発信に対するニーズはますます高度化していると言えるでしょう。

こうした期待に応えきれないWebサイトは、逆にストレスと失望感を与えてしまう可能性があります。Webサイトの評価が低いことが、そのまま大学広報における機会損失につながりかねないということです」と担当者。

そこで、改めて大学Webサイトの存在価値を見つめ直してみると、同校のWebサイトもリニューアルが必要な時期に来ていることは明らかでした。問題点を整理したところ、ユーザーの視点、運用側の視点で、それぞれ次のような課題が見えてきました。

[ユーザーが利用しにくい理由]

  • 統一されていないテンプレート
  • 表記や位置の異なるインデックス
  • 複雑な階層構造
  • 古い情報やリンク切れの放置
  • 情報量の絶対的な不足
  • 公式サイトと外部サイトの混在による混乱

[運用しにくい理由]

  • 各学部、各部局における分散運用による負担増、および更新の遅延や放置
  • 分散運用によるWebサイトの統一管理および戦略的情報発信の難しさ
  • ページ修正の外部委託による工数と手間の増大
  • 対応可能な人数やスキルの限界
  • いずれも問題の根源は、手作業による分散運用を続けてきたことで、全学的なコントロールがきかなくなっていたことにあると考えられます。このことが、更新頻度を低め、統一感を欠いたWebサイトを生み出してしまったと言えます。

    同校は解決すべき課題を洗い出すと同時に、さらに現行サイトの利用状況に関する詳細な分析を試みました。その結果、学部学科情報、サークル情報、入試情報に関心を持つ閲覧者が圧倒的に多いことが判明。予測どおり高校生(受験生)の利用ニーズが高いこと、また学生の確保を目指す上で、Webサイトが極めて重要な広報媒体であることを確信しました。

    CMSの導入により集中方式の運用へとシフト

    いよいよ進むべき方向が定まり、2007年11月、プロジェクトがスタート。目指すべきは、分散型から集中方式への運用の切り替えによるユーザビリティの改善、情報発信力の強化、そしてメンテナンス性の向上です。これにより、バラバラだったコンテンツ間をスムーズにつなぎ、資料請求などの問い合わせを増やすのが最終的な目標です。

    リニューアルにあたり、同学はCMSの導入を決断。まず、懸案となっていたユーザー視点での課題に対しては、CMSのテンプレートを活用することで、ナビゲーションの位置やデザインを統一するとともに、リンク切れを防止。また、CMSに採用したWebRelease 2の「テンプレートの作りやすさ」や「入力のしやすさ」などの特性に着目し、コンテンツ作成ツールとして活用するなど、サークル情報をはじめとしたコンテンツの拡充と、積極的な情報発信が可能な環境を目指しました。

    効果的な広報媒体の実現に狙いを定めるためには、ターゲット(閲覧者)を意識した改善に注力すること以上に、運用環境のパワーアップが必然であり、そのためのCMS導入だったと言っても過言ではありません。

    とにかく更新頻度を上げることを念頭に置いて進め、CMSの入力項目名をわかりやすい文言に統一する、テンプレートは3階層以上作らないといった工夫をしながら、誰もが迷わずに使えるシンプルな構造を心がけました。

    アクセス数の増加にリニューアルの効果を実感

    こうして2008年2月、プロジェクトのスタートから3ヵ月後にリニューアルオープン。伝統を重んじる校風を反映し、スクールカラーの青を基調とした落ち着きのあるデザインは、誰の目にも好感が持てます。また、CMSの導入が、その新たな出発にふさわしい選択だったことは、リニューアル後の変化を見ても明らかです。

    「確実にアクセス数が増加しています。旧サイトとコンテンツに大きな変化がないことを考えれば、情報の発信頻度、更新頻度が高まったこと、Webサイト内を回遊しやすくなったことが背景にあると考えられます」と担当者は分析します。

    今後は、各学部、各部局のコンテンツの充実を図っていく計画とのこと。すでに次のフェーズに向けて作業が進行中です。CMSの本領が発揮されるのは、いよいよこれからだと言ってもよいでしょう。

    これまでのように、更新の度に外部委託したり、スキルのある担当者に依存したりする必要もなくなります。全体の取りまとめを行う総合企画課をはじめ、各学部、各部局のすべての関係者の負荷が軽減され、積極的かつリアルタイムに情報を発信できるようになれば、こんなにうれしいことはありません。調整作業などの余計な手間が減り、コンテンツの内容や情報戦略に集中できるのも大きなメリットです。

    大学Webサイトが難しいのは、受験生に限らず、その保護者、高校教員、在学生、卒業生、教職員など、ターゲット層が非常に幅広い点です。そのすべてに対して、情報を混在させながら均一に発信しようとしてもうまくはいきません。

    「常に学外者(高校生)に読まれることを意識して学内のことを伝える。各学部、各部局でWeb全体の捉え方をこのように意識するだけで、ずいぶんユーザーに優しいサイトになるような気がします。またそうすることで、個々の目的も、結果的に学生の安定的確保という共通の目的へとつながっていくのだと思います」と担当者。

    テレビや新聞以上にターゲットとの距離を縮めることができる媒体として大いなる期待を背負い、同校のWebサイトは、前へ、さらに一歩前へと、日々着実に進化を続けています。

    導入製品

    製品情報・サービス提供会社

    国内導入実績500社超、パッケージ型エンタープライズCMS

    WebReleaseは、 スケジュール配信、リビジョン管理、承認ワークフロー、操作履歴、権限管理など、企業ウェブサイトの構築・運用に求められる機能一式を搭載したパッケージタイプの CMS です。パッケージソフトなので、箱から出してインストールするだけで高機能な CMS 環境をすぐ手に入れることができます。

    パッケージタイプの WebRelease を採用すれば、難易度が高く、予算超過やスケジュール遅延、仕様の過不足、度重なる追加開発、といったリスクを伴うシステム開発は必要ありません。インストール後すぐにウェブサイトの構築に着手することができます。

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