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株式会社日本放送出版協会

事例概要

新創刊した2雑誌の関連サイトを3か月で同時開設、その経緯と成果を対談で振り返る

  • CMSで小規模サイトを量産できる仕組みを実現。実績でWeb制作会社を選択
  • 将来を見据え、新たな雑誌サイトを容易に追加できる構造を実現
  • 従来の雑誌サイトにはなかった「試し読み」機能提案し雑誌の認知度も向上

導入のキーワード

  • CMS
  • Webサイト

2つの新創刊雑誌のWebサイトを同時に開設、CMSの実績でWeb制作会社を選択

日本放送協会(NHK)の番組に関連する書籍や雑誌を制作・販売する株式会社日本放送出版協会(NHK出版)は3月下旬、新創刊した雑誌「きれいの魔法」と「すてきにハンドメイド」の専用サイトを同時開設しました。開発を任されたWeb制作会社は、CMS「WebRelease2」を用いて、約3か月という短期間で構築。NHK出版の要望だった「専門知識がなくても容易に更新できるサイト」を実現しました。今回のプロジェクトで開発のディレクションを担当したNHK出版開発部の久保田大海氏と、制作を担当したロフトワークの寺井翔茉氏の対談でプロジェクトを振り返ります。

–今回新たに開設したWebサイトの概要をまずは教えて下さい。
久保田(NHK出版):NHK出版では、2010年3月20日に2つの月刊雑誌を新創刊しました。「すてきにハンドメイド」と「きれいの魔法」の2誌で、2010年3月まで発行していた「おしゃれ工房」という雑誌の後継として創刊されました。「すてきにハンドメイド」は、手芸に関連するコンテンツを扱った雑誌で、一方「きれいの魔法」は、メイクや美容情報などを発信しています。

新たな雑誌の発行に合わせてWebサイトを用意して、読者の皆さまに対して適切に情報発信をすることができれば、満足度も高まり、雑誌を購入して頂けると考え、創刊とともに各Webサイトを同時に開設することを決めました。
株式会社日本放送出版協会 久保田 大海氏

–Web制作会社を選ぶポイントは何だったのでしょうか?
久保田:今回のWebサイトは、CMSを活用することが前提でした。CMSは多くのWeb制作会社が手がけていなかで、重視したのは実績です。複数の多様なCMS構築実績を持つWeb制作会社を中心に絞っていき、ロフトワークに決めました。ロフトワークとは、NHK出版が持つ楽曲情報提供サイトとBtoB系サイトの構築をお願いしたことがあって、その仕事ぶりを見て信頼もしていましたしね。

外注費用削減とスピーディな情報発信を実現するため、社内スタッフでの更新を選択、誰でも容易に更新できるサイトを追求

–Webサイトを制作するあたり、最も実現したかった点はどこだったのでしょうか?
久保田:Webに対する専門技術・知識がなくても、容易に更新できる仕組みですね。以前、運営していたWebサイトの更新は、外部の制作会社に任せていたために、月額十数万円の費用がかかっていたんですね。できれば、その外注費用を削減したいと思っておりました。そのために、自社のスタッフでも、更新作業が容易に手がけられるような仕組みを求めました。

–ロフトワークはその要望をどう実現しようと考えたのですか?
寺井(ロフトワーク):更新作業を容易に行えるように、CMSには使いやすさで評価が高い「WebRelease2」を採用しました。以前ロフトワークが制作を担当させてもらったNHK出版のWebサイトでは、「MovavleType 2」を活用したことがありますが、ブログ作成から始まったツールなので、今回のプロジェクトでは見送り、豊富な実績がある「WebRelease2」を利用しました。

テンプレートの開発においては、毎年多くの新しい雑誌が創刊されているというお話を伺っていましたので、今回の2誌だけでなく、今後新たに創刊される雑誌が登場した際に、大規模な改修を必要としない構造を設計し、加えて複数の雑誌サイトのコントロールを1つのシステムで行えるための仕組みも整備しました。

また、それ以外に私がこだわったのが、「試し読み」機能です。Webサイトの目的としてはやはり、雑誌の魅力を分かりやすく伝えて楽しんで頂き、そのうえで雑誌の購読につなげることだと思っていました。

ですから、Webサイトで発信している情報だけでなく、雑誌で掲載したコンテンツに、Webサイトでも触れて欲しいと考えました。すべてをお見せすることは当然できませんから、一部のコンテンツを電子ブック風にみせる「試し読み」の機能を提案させて頂きました。

–デザインについてはいかがでしょうか?

寺井:今回の2サイトでは同じデザインテンプレートを活用していますが、それでもそれぞれの雑誌サイトは違うわけですから、各サイトのコンテンツに合わせたテイストを出せるように工夫しました。大きいメイン画像を前面に押し出し、全体の色調で変化を加えることで、同じデザインテンプレートでも違う印象を与えることができたと思います。

3か月弱の制作期間ながら、予定通りにサイトを開設。分かりやすいデザインに早くも高い評価

–制作期間は3か月弱で、2サイトを同時に開設――。通常よりも短期間でのプロジェクトでしたが、納期を間に合わせるためにはどのような工夫を施したのですか?
寺井:1サイトの構造やテイストを固めてまずは1サイトの制作を完了させ、その後にもう1つのサイトを作る形でスケジュールを組みました。あらかじめ複数のサイトに展開することを考えていましたので、仕様設計は通常よりも入念に行いました。

–無事に公開後、約4か月が経過しましたが、読者の反応や社内の評価はいかがですか?久保田:各雑誌の編集部からは、デザインがシンプルで非常に読みやすくなったという評価をもらっています。また、読者からは、読者が情報を投稿しサイトに掲載するコーナーがあるのですが、こちらの想定以上にサイトをご覧頂いています。

–今後はどのようなことにチャレンジしていこうとお考えですか?
久保田:更新作業は今、私が所属するWeb関連の開発部という部門が手がけているのですが、今後はせっかく分かりやすい更新の仕組みを構築したので、各雑誌の編集部のスタッフも更新に加われる体制を築けていければと思っています。
また、Webサイト自体を盛り上げることも必要ですが、雑誌の購読に結び付けることがそもそもの目的でもありますので、雑誌の購入してもらえるようなコンテンツ作りや仕組みづくりを手がけていきたいですね。
寺井:ロフトワークもまだまだ協力できる部分がたくさんあると思いますので、引き続きさまざまな提案をさせて頂ければと思っています。

–本日はありがとうございました。今後の成果や新たなプロジェクトについてもまた聞かせてください。

導入製品

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